名門サッカーチーム ドルトムントから

世界的に有名なドイツ名門サッカーチーム「ドルトムント」のスタッフが訪問くださいました。

ドルトムントは来月、セレッソ大阪との親善試合のために来日、来阪します。ドイツボランティアの受け入れを継続していることから、私たちの施設を選手たちが訪問することとなり、その打ち合わせのためでした。

かつて香川真司が所属。このことをきっかけにドルトムントはアジア市場に関心を持ち、シンガポールと上海に事務所を設置しているそうです。

現在、活動中のドイツボランティア2名は偶然にもドルトムントの大ファン。すでにチケットも購入しており、選手たちの訪問の話を聞いて大興奮しています。歓迎のための準備は彼らが担当してくれます。選手たち、利用者さん、スタッフ、どのような時間を過ごすことができるのか、今からワクワク楽しみです。(Z)

金沢からのお客様~社会福祉法人ゆい パッチワークの皆さん

金沢市にある「社会福祉法人ゆい パッチワーク」のスタッフさん7名が見学に来てくれました。朝5時半に車で出発、交代で運転しながら昼前に「デーセンター機関車」に到着。その後、「ことのは」、「デーセンター夢飛行」と見学いただき、16時に金沢へ。「無事帰りつきました」と連絡をいただいたのは21時半でした。

私たちのアート活動に関心を持っていただいたとのこと。能登半島地震の被災地支援で多くのスタッフが金沢で活動したことからとても金沢に親しみを感じます。あべのハルカスの展示会に向けた作品の制作風景を見ていただきました。これをきっかけとして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(Z)

「彼は早稲田で死んだ」

本を読んでいても息苦しい時間が続きます。「一年前の今日の何と暗かったことか。この一年間の自己を振り返ると、とめどもなく自己嫌悪と絶望がふきだしてきます。」(森恒夫)という言葉が私の頭の中を侵食していきます。

当時暴力に絡めとられた学生たちの多くは、今のキャンパスに足を踏み入れているとすれば、いわゆる“Z世代”の学生となっていたに違いありません。では、あの暴力はただ時代の空気がそうさせたものだけだったのでしょうか。

“酒鬼薔薇事件”では革マルは「権力謀略論」を主張するなどしましたが、記者としてこの事件を取材していた私は本気なのか?それで革命が?と思わずにはいられませんでした。これがあの暴力の行先?

しかし、異常とも思えるその“熱”は、暴力や組織論といった思想によって生み出されるものだとしたら、もう私たちは再びその熱を生み出すことができないのだとしたら。

ひたすら混ざりけのないものを求めること、純化させていく行為は人を傷つけ、他者への無関心を醸成します。それでも真剣に自らを沈めていくことを止めてしまうことに、ただ時間を浪費する人生に悲しみを感じてしまうこともまた事実なのです。(Z)

デーセンター機関車、デーセンター音・onの単独事業所化

これまで、デーセンターモモの家(福島区)の従たる事業所だった「デーセンター機関車」(都島区)と「デーセンター音・on」(港区)を5月から単独事業所化しました。これまで3施設で定員52名としていましたが、各施設とも定員20名です。

報酬単価を考慮しての判断ですが、いずれ行うべきことでもありました。各事業所がそれぞれの特徴をもって自律・自立的に運営を行っていく第一歩です。ところが、ひとつ不安が…。行政による監査・実地指導の回数は確実に倍となることです。書類の確認、整備はいつも時間のかかる作業。その回数が倍になるとは…。

ただ、それはどの事業所も同じこと。日々の作業をしっかりこなすことを心がけ、時間を浪費せずに、逆に支援に当てる時間を充実させることをあらためて自覚したいと思います。(Z)

能登半島地震 派遣スタッフについて

今年元旦に発生した能登半島地震。1月17日から被災地へのスタッフ派遣を始め、この間、約4ケ月超、のべ130人を派遣し続けました。

派遣先は、金沢市内にあるいしかわ運動総合公園にある1.5次避難所です。1.5次避難所は、被災地の公民館や学校といった1次避難所から、仮設住宅や旅館、親戚宅といった2次避難所へ避難する方々の一時的な滞在場所として整備されました。スタッフからの派遣初日の報告には、自衛隊のヘリコプターが離発着を繰り返す様子が書かれ、多くの被災者が次々と収容され、派遣スタッフたちが右往左往する様に他のスタッフたちは息を飲みました。

現在はその被災者も数十人規模にまで減少しましたが、様々な理由で2次避難所への移動が困難な方々がおられ、阪神大震災や東日本大震災でも繰り返された課題が現出しています。

ただ、石川県が厚労省と交渉した結果、外部からの介護スタッフの受け入れは終了することとなり、私たちのスタッフも5月26日朝の派遣が最後となりました。

全国各地から派遣された方々と協力しながら被災者を支援した時間をどうスタッフたちが消化していくのか。単なる体験に終わらせるのではない、自身への問いかけ、実践が今後の課題となります。(Z)

ビー玉アート展示会 at あべのハルカス “打ち合わせ”

ビー玉アートの展示会を今秋開催の予定です。その打ち合わせを「あべのハルカス」で開催し、近鉄百貨店の担当者の方と時期や方法などについて意見交換を行いました。参加した利用者さん2名もやや緊張気味。しかし、私たちには初めての試みだけに説明にも力が入りました。

9月から約1ケ月間、百貨店内のギャラリーで行う予定ですが、作品制作に残された時間はわずか3ケ月。担当スタッフは急いで制作に取りかかりました!(Z)