ヒトの数という壁

人口の減少という“問題”。福祉にもその問題は降りかかります。一定数の利用者さんがおられなければ、事業を成り立たせることは至難の業です。支援に当たるスタッフの確保も難題です。報酬体系は物価の高い都市部のほうが高額となりますが、事業を成り立たせるための費用はむしろ地方部のほうが…と思います。

しかし、個々の障害者への支援の必要性はどこに住もうと変わりはありません。その支援に取り組む人々の眼前にあるハードルは私達の数倍も高いはず。そこに挑戦する人々の奮闘には頭が下がるばかりです。

宮城県石巻市からの見学が昨年に続きます。どうか無理はなさらず。私達はその敢闘を応援します。(Z)

港に灯がともる

震災、国籍、家族・父子、依存・治療…ただテーマを混ぜこぜにするのではなく、丁寧に描かれた映画です。そのなかにかすかな“灯”(あかり)が見えます。否、自分で見つけてねというメッセージなのかも知れません。直接的な被害ではない、心の底が地震によって揺れ、自分を見失うことだってある。でもそれは地震だけが原因じゃない。自分の隣の人だって…。灯がともることを感じられたら、ちゃんと鑑賞できたってことかな。(Z)

初詣

祈りたいことがたくさんありすぎても、ひとつしか聞いていただけないそうです。となると、それを絞るのってたいへん…。いったい、どうしたものか…。

でも、最初に祈ったものを選んでくれるか、気まぐれで聞いてくださるか、重要性を考えてもらえるか、もうお任せです。(Z)

謹賀新年

本日1月4日、2025年の活動スタートの日となりました。

昨年の元旦は能登地震の発生、そして2日にはJALと海保機の衝突という年始の始まり。その年末には大きな航空機事故があり、年始の韓国大統領をめぐる政治状況、そしてウクライナやガザ地区の戦闘は未だ終わりが見えず、混沌とした社会状況に新年とあってもなかなか晴ればれとした気持ちになれない方が多いのではないでしょうか。

それであっても私たちは一歩一歩、歩みを進めます。重い障害を持った方々の支援を途切れさすことはできません。様々な課題があることは承知のこと。一度に解決する魔法はなく、自身がその課題を取り込み、消化し、逆に栄養としていくしかありません。それが私達の仕事です。(Z)