能登半島地震 派遣スタッフについて

今年元旦に発生した能登半島地震。1月17日から被災地へのスタッフ派遣を始め、この間、約4ケ月超、のべ130人を派遣し続けました。

派遣先は、金沢市内にあるいしかわ運動総合公園にある1.5次避難所です。1.5次避難所は、被災地の公民館や学校といった1次避難所から、仮設住宅や旅館、親戚宅といった2次避難所へ避難する方々の一時的な滞在場所として整備されました。スタッフからの派遣初日の報告には、自衛隊のヘリコプターが離発着を繰り返す様子が書かれ、多くの被災者が次々と収容され、派遣スタッフたちが右往左往する様に他のスタッフたちは息を飲みました。

現在はその被災者も数十人規模にまで減少しましたが、様々な理由で2次避難所への移動が困難な方々がおられ、阪神大震災や東日本大震災でも繰り返された課題が現出しています。

ただ、石川県が厚労省と交渉した結果、外部からの介護スタッフの受け入れは終了することとなり、私たちのスタッフも5月26日朝の派遣が最後となりました。

全国各地から派遣された方々と協力しながら被災者を支援した時間をどうスタッフたちが消化していくのか。単なる体験に終わらせるのではない、自身への問いかけ、実践が今後の課題となります。(Z)