あべのハルカス ワークショップ

百貨店に来店されたお客様を対象にビー玉アートのワークショップを開催です。あべのハルカス近鉄本店8階の「街ステーション」のスペースをお借りしました。

百貨店での開催は初めての経験。スタッフたちも緊張しながら準備を進めましたが、当日はたくさんの来場者に圧倒されて、緊張するどころではありませんでした。無事、事故もなく成功裡に終了。担当職員さんからも「初めてにしては上出来」とのお言葉をいただき、スタッフもほっと。来場者の皆様、ありがとうございました!(Z)

あべのハルカス ビー玉アート展示会 2024/9/18~10/14

ビー玉アートが百貨店に進出です!

あべのハルカス近鉄本店のウォールギャラリーに1ケ月間、ビー玉アートを展示します。しかも作品はかつてない大きさ。各4施設で制作した作品を、2作品ずつ2週間で入れ替えて展示します。迫力満点の作品をその目で確かめてください!

10月14日(月)まで。あべるハルカス タワー館5階 ウォールギャラリー(Z)

ダンス発表会2024

車いすダンス発表会を7月24日、西成区民ホールで開催しました。1年間の練習の成果を発表する場として今回で17回目。毎年さまざまな趣向を凝らしての発表にスタッフも楽しみにしています。

長年お世話になった講師の先生も今回がラスト。来年からは新しい講師のもとで発表を行います。乞うご期待!(Z)

ドルトムント…ついに!

ドイツの名門・強豪サッカーチーム「ドルトムント」の選手たちの訪問がついに実現しました!!

大阪セレッソとの親善試合のために来日。練習の合間を縫って選手4名が「デーセンター夢飛行」を訪れ、ビー玉アートをベースにしたサッカーゲーム=写真1枚目 を利用者さん、スタッフと楽しみ、ドルトムントカラーの黒と黄をベースにした作品を制作しました。その後、集合写真=写真2枚目 を撮った後は、自然に交流が生まれました。

夜は公開練習にご招待いただき、私たちはグラウンド上で選手たちの練習を間近で見ることができました。

ドイツ総領事館を通じて実現した今回の訪問。さまざまな場面での選手たちのホスピタリティに感心しました。企業によって発展した日本のスポーツと、地域市民のクラブチームから発展したスポーツ文化の違いと言ってしまえばそれまでなのでしょうが、少し悔しさを感じる時間でもありました。

セレッソ大阪との試合は本日7月24日夜。試合後、そのまま飛行機に乗り込みドイツに帰国する選手たちの今後の活躍を祈ります。(Z)

大学への講師派遣~大阪公立大、龍谷大

若い世代に私たちの活動の実際や課題を伝え、社会を変えていくことをためらわない人々の育成に貢献することもまた私たちの仕事です。

大阪公立大では現代システム科学域 教育福祉学類の授業。同大学出身のスタッフが利用者さんとともに登壇し、私たちの活動の目的、また重症心身障害者の方が抱える社会的障壁、さらに痰吸引などの医療的ケアの実際などを3年生、4年生と別々に2日に分けて講義しました。

一方、龍谷大では障害者福祉論の授業を担当。まだピカピカの1年生、160人超!!を前にして、昔ながらの“大講義室”で講義しました。その後送っていただいた感想は感激そのもの。しっかりと授業を理解してくれた文章を読むと、つい数か月前まで高校生とは思えない出来栄えのものも。

福祉系学部の学生が就職の際に“福祉”を選ばないと言われて久しくなります。福祉に従事する我々が社会に発信できていないことが原因の一つでしょうが、こうして学生たちと間近で接すると期待する気持ちは大となります。(Z)

名門サッカーチーム ドルトムントから

世界的に有名なドイツ名門サッカーチーム「ドルトムント」のスタッフが訪問くださいました。

ドルトムントは来月、セレッソ大阪との親善試合のために来日、来阪します。ドイツボランティアの受け入れを継続していることから、私たちの施設を選手たちが訪問することとなり、その打ち合わせのためでした。

かつて香川真司が所属。このことをきっかけにドルトムントはアジア市場に関心を持ち、シンガポールと上海に事務所を設置しているそうです。

現在、活動中のドイツボランティア2名は偶然にもドルトムントの大ファン。すでにチケットも購入しており、選手たちの訪問の話を聞いて大興奮しています。歓迎のための準備は彼らが担当してくれます。選手たち、利用者さん、スタッフ、どのような時間を過ごすことができるのか、今からワクワク楽しみです。(Z)

金沢からのお客様~社会福祉法人ゆい パッチワークの皆さん

金沢市にある「社会福祉法人ゆい パッチワーク」のスタッフさん7名が見学に来てくれました。朝5時半に車で出発、交代で運転しながら昼前に「デーセンター機関車」に到着。その後、「ことのは」、「デーセンター夢飛行」と見学いただき、16時に金沢へ。「無事帰りつきました」と連絡をいただいたのは21時半でした。

私たちのアート活動に関心を持っていただいたとのこと。能登半島地震の被災地支援で多くのスタッフが金沢で活動したことからとても金沢に親しみを感じます。あべのハルカスの展示会に向けた作品の制作風景を見ていただきました。これをきっかけとして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(Z)

「彼は早稲田で死んだ」

本を読んでいても息苦しい時間が続きます。「一年前の今日の何と暗かったことか。この一年間の自己を振り返ると、とめどもなく自己嫌悪と絶望がふきだしてきます。」(森恒夫)という言葉が私の頭の中を侵食していきます。

当時暴力に絡めとられた学生たちの多くは、今のキャンパスに足を踏み入れているとすれば、いわゆる“Z世代”の学生となっていたに違いありません。では、あの暴力はただ時代の空気がそうさせたものだけだったのでしょうか。

“酒鬼薔薇事件”では革マルは「権力謀略論」を主張するなどしましたが、記者としてこの事件を取材していた私は本気なのか?それで革命が?と思わずにはいられませんでした。これがあの暴力の行先?

しかし、異常とも思えるその“熱”は、暴力や組織論といった思想によって生み出されるものだとしたら、もう私たちは再びその熱を生み出すことができないのだとしたら。

ひたすら混ざりけのないものを求めること、純化させていく行為は人を傷つけ、他者への無関心を醸成します。それでも真剣に自らを沈めていくことを止めてしまうことに、ただ時間を浪費する人生に悲しみを感じてしまうこともまた事実なのです。(Z)

デーセンター機関車、デーセンター音・onの単独事業所化

これまで、デーセンターモモの家(福島区)の従たる事業所だった「デーセンター機関車」(都島区)と「デーセンター音・on」(港区)を5月から単独事業所化しました。これまで3施設で定員52名としていましたが、各施設とも定員20名です。

報酬単価を考慮しての判断ですが、いずれ行うべきことでもありました。各事業所がそれぞれの特徴をもって自律・自立的に運営を行っていく第一歩です。ところが、ひとつ不安が…。行政による監査・実地指導の回数は確実に倍となることです。書類の確認、整備はいつも時間のかかる作業。その回数が倍になるとは…。

ただ、それはどの事業所も同じこと。日々の作業をしっかりこなすことを心がけ、時間を浪費せずに、逆に支援に当てる時間を充実させることをあらためて自覚したいと思います。(Z)

能登半島地震 派遣スタッフについて

今年元旦に発生した能登半島地震。1月17日から被災地へのスタッフ派遣を始め、この間、約4ケ月超、のべ130人を派遣し続けました。

派遣先は、金沢市内にあるいしかわ運動総合公園にある1.5次避難所です。1.5次避難所は、被災地の公民館や学校といった1次避難所から、仮設住宅や旅館、親戚宅といった2次避難所へ避難する方々の一時的な滞在場所として整備されました。スタッフからの派遣初日の報告には、自衛隊のヘリコプターが離発着を繰り返す様子が書かれ、多くの被災者が次々と収容され、派遣スタッフたちが右往左往する様に他のスタッフたちは息を飲みました。

現在はその被災者も数十人規模にまで減少しましたが、様々な理由で2次避難所への移動が困難な方々がおられ、阪神大震災や東日本大震災でも繰り返された課題が現出しています。

ただ、石川県が厚労省と交渉した結果、外部からの介護スタッフの受け入れは終了することとなり、私たちのスタッフも5月26日朝の派遣が最後となりました。

全国各地から派遣された方々と協力しながら被災者を支援した時間をどうスタッフたちが消化していくのか。単なる体験に終わらせるのではない、自身への問いかけ、実践が今後の課題となります。(Z)