障施協身障部会 外国人の介護労働者について

今年度3回目の「大阪市障害児・者施設連絡協議会」身障部会は、日本ライトハウスさんで開催されました。今回の勉強会のテーマは、「福祉施設における外国人介護スタッフの現状」。池田市の社会福祉法人池田さつき会から講師をお招きして、外国人スタッフがどのようなことを考え、またどのように受け入れを進めているのか、丁寧にご説明いただきました。

私たちが外国人スタッフを受け入れ始めた20数年前は、福祉分野で外国人の姿を見ることは少なかったのですが、“EPA”や“技能実習”、“特定技能”といったビザの種類も増え、今やその姿も珍しくもなくなりました。

出席者からの質問も活発にありました。特に最後、来日して7年目となるネパール出身のサロジさんからは、「完璧な日本語を話すスタッフを求めるのではなく、育てる気持ちを持ってほしい。そうでないと、外国人はアメリカやオーストラリアを目指してしまう。日本はお給料だけで満足できる労働条件にはもうなく、このままでは外国人が働く場所ではなくなってしまう」という言葉には参加者も相当なショックを受けたようでした。(Z)